グラビア印刷の基本

グラビア印刷の基本

グラビア印刷は凹版印刷方式に属します。凹版印刷では彫刻で版面を作る紙幣や切手などの細かい幾何学的模様の印刷に利用されているが、現在凹版方式で商業的に利用されているのはグラビア印刷のみです。
グラビア印刷と言えば非常に美しい仕上がりが出来る印刷方式です。グラビア印刷は出版グラビアと軟包装グラビアに大きく分かれますが、現在では出版グラビアはほとんどがオフセット印刷にとって替えられました。

ドクター.jpgグラビア印刷では、版はシリンダー(円筒)形状をしています。銅のベースに(メッキにより作成)エッチィングや彫刻で凹形状を作り比較的流動性の高いインキを凹部に入れ余分なインキをドクターブレードでかき取り、印刷基材に押しつけてインキを転写する方式です。版の凹部の深さを変えてインキ量を制御することで色や階調を制御する伝統的な方式と、オフセットと同じように網点で階調を制御する網グラビア法があります。

グラビア印刷では、凹部にインキを詰める必要から、比較的流動性の高い溶剤インキを使用しており、含有している*VOCが環境対策上問題とされております。当社ではノントルエン、水性インキ等の使用により改善策を徐々に構築しています。

*VOC:揮発性有機化合物
塗料やインキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、トルエン、酢酸エチルなどが代表的物質、常温常圧で容易に空気中に揮発する有機化合物

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